リャマとチタンは使いよう

 「各社こぞってチタン製ヨーヨーをリリースしているしリャマもそれっぽいの一応作ってみっか!」

 ……なんて、こんな半端な気概で挑めるほどチタンはヤワじゃないというのは、この記事に興味をもって下さったスピナーなら百も承知の筈。
チタンは高強度高硬度である代わりに高比重。
最外径に近いところにウェイトリムとして用いるのなら、デメリットはさしてありません。

 しかし、ことフルチタンボディとなると、軸に近い部分の体積は高比重が災いし、回転力に還元されません。
この懸念を払拭するためには、高強度に任せて極限まで薄く、そして軽くする必要があります。

 そして、そのチタンの特性を極限まで引き出すために、リャマからの解答が、以下の製品になります。

DTi concept

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直径:???mm
幅 ???mm
重量:???g
ボディ:64チタン合金
ベアリング:Dサイズ
レスポンス:JKRスモール/フラグメントサイズ
アクセル:こリャマぁすごいアクセル(仮)

 外観で目につく箇所は特に無いかと思います。
DTi concept最大の特徴は、軸構造にあります。

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 通常の金属製ヨーヨーは、雄ネジであるアクセルと、雌ネジが切ってあるボディ左右とで構成されています。
一方のDTi conceptは、ボディそれぞれに設計段階から雄ネジと雌ネジを設けることで部品としてのアクセルを削減。
その結果として、中心に直径2.5mmの貫通穴を造成。
中空構造により、回転力に寄与しない中心部の重量を減らし、軽量化に成功しました。

DTi-017-断面図
※細線はベアリングです

 せっかくのチタン材。
部品としてのアクセルでも用いられるほどの強度を保持しているのですから、チタンでヨーヨーを作るのなら必ず『こリャマァすごいアクセルシステム(仮)』を盛り込むという決意の下、以前から設計を進めていました。

 材料の持ち味を活かし、その恩恵を使用者に享受する。
そして、単純な回転性能においての差別化でない、新しい試み。
ヨーヨースタジオリャマしか作らない・作れない製品の一つが、このDTi conceptです。

 日本の、ひいては青森の保有する技術を世界に魅せる力の一端を、このDTi conceptが担うことができていればなお嬉しいのですが、皆様の目にはどう映りましたでしょうか。

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 今回のDTi concept Mk-1から得たデータを元に、更に使いやすくするべく調整を加えたDTi concept Mk-2を現在製作中です。
いずれまたここでご紹介させていただきます。
お楽しみに。