Monthly Archives: 4月 2015

リャマのウシのヨーヨーケース改め……

17136586356_1b25e3e619_z

 
ほぼほぼ製品版
を、先日紹介させてもらいました。
その後すぐに、何回目かの職人さんとの打ち合わせへ。
結論から先に伝えますと、受注生産の形を取ることにはなりますが、リリースいたします!
正式名称は『リャマレザーケース』
最後までお読みくだされば幸いです。

自分が実際に手にしてみて気づいたことと、皆さんからいただいたご意見

  • 仕切りの高さが50mmだと高すぎ。44~47mmあたりがいいかも。
  • ハウジングは60mmじゃ大きすぎ。◯◯mmのヨーヨーが入れば充分。
  • ハウジングは取り外せると嬉しい。
  • 仕切りの位置を変えられると尚嬉しい。
  • ステッチ(縫い糸)の色を白以外にできたらいいな。

貴重なご意見ありがとうございました。
自分もそういう仕様にできたらいいなと思ってはいたものの、職人さんの手間を考えて伝えるのを控えていた要望が、皆さんからも聞こえてきたというのは非常に大きかったです。
あとは、紙袋スタイルが思いのほかすんなりと受け入れてもらえたようで、正直驚いています。
何というか、「まぁいいんじゃない?俺は要らないけど」というような散々な反応を覚悟していました(笑)



ここからは、要望とその結果についてお話ししていきます。
上のリストとは説明させてもらう順序が変わりますが、ご了承ください。

ハウジングの大きさについて

言うまでもなく、小さければ小さいほど全体のシルエットはコンパクトになり、生地の量が減るぶん軽くもなるしでいいこと尽くめ。
でも、小さくなると入らなくなってしまうヨーヨーが増える。
需要に対しては最大限お応えしたい。
かといって、1mm刻みで指定できるようにすると、生産コストがとんでもないことに。
どのプロダクションでも同じですが、こういった線引きがすごく難しい。

例えば、直径53mmのヨーヨーがメイン機種の方がいたとします。
じゃあ、53mmのハウジングで済むかといえば、そうではありませんよね。
あくまでメインが53mmというだけで、57mmのフルサイズだって1個は持っているでしょう。

じゃあ57mmのハウジングでいいのかどうかを考えてみると。
60mmのハウジングに比べて、全体のシルエットは横幅が約9mm、奥行きが約6mmコンパクトになります。
ただ、その程度の縮小のためにオーバーサイズを切り捨てていいのかどうか。

という風に悩みに悩んだ結果、やはり60mm固定にしましょうという結論に。

ハウジングのサイズは、『60mm』の1パターンのみになります(ほぼほぼ製品版と同サイズ)。
パターンは少なければ少ないほど低コストになるのも考慮しています。
60mm以外のサイズ、例えば「俺は50mmが入ればそれでいいんだ!」とか「52.5mmがメイン機種。これより大きいサイズはつかわない」、「65mmで」という細かい指定は、オプション扱いでお請けする予定です。



仕切りの高さについて

こちらはほぼほぼ製品版の50mmと異なり、『44mm』になります。
幅広機種は1~2mmほど仕切りからはみ出すかもしれませんが、収納するにあたって不具合は発生しない予想しています。
ほぼほぼ製品版より高さが6mm低くなるのは、シルエットのコンパクト化と軽量化に対してかなり恩恵があるはず。

16955051317_00c2fe453b_z

ハウジングの取り外しについて

ほぼほぼ製品版は、ハウジングの取り外しができません。
理由はふたつ。
ひとつは、私が外す必要性を感じないこと。
そしてもうひとつは、ハウジングを装脱着できるようにすると、剛性を確保するために外周部に厚めの革が1枚増えてしまうことです。
ケース全体のシルエットも、横と奥行きが20mmほど増えてしまうそうです。
しつこいようですが、ケースの大きさと重さは重要なファクター。
せっかくのケースも、「悪くはないけれどデカイし重いしで持ち運ぶのが億劫……」となってしまっては本末転倒。

とはいえ、ジャグリング全般に明るい方から「ハウジングが外せたらボールやその他のジャグリング用品も自由に入れられるのに」という意見もありました。
用途のバリエーションは多ければ多い方がいいのも事実。

ここも打ち合わせを含めて悩み倒したのですが、結果としてほぼほぼ製品版と同様、機能性よりもサイズと重さを優先させることにしました。
仕切りのみ外せる仕様も検討しましたが、そうすると仕切りの端が遊んでしまうし、剛性感も減ってしまいます。
よって、仕切りも固定されます。

16955066127_06a3c3ed40_z

ステッチ(縫い糸)の色指定について

ご注文いただく際に伝えてもらえれば、お請けできます!
白、黒、グレー、茶、赤、青、緑、オレンジ、ピンク、マルチの全10色からお選びいただけるよう準備を進めてもらっています。
全色のサンプルは今はないのですが、マルチカラーだけはサンプル画像をいただきましたのでご紹介します。

DPP_3573

DPP_3574

ピンクステッチでもう1個、個人的に作ってもらおうと思っていましたが、マルチカラーもステキすぎてまた迷うハメに(笑)



レーザー刻印について
前回の記事では機械の故障によりお見せできませんでしたが、ようやく修理が完了したそうで、端材に刻印したものをいただいてきました。

DPP_3575

このロゴが、ボタンとボタンのちょうど真ん中に入ります。
ケースの生地に直接刻印するのではなく、プレートとして付きます。
だ円状のプレートの両端をピン留めしつつ、外周にもステッチが入る手間のかかった仕様です。
サンプルがあがってきたら早めに紹介します。
ロゴの大きさは横幅で約40mmと、本革ケースの雰囲気を壊さないよう、割と控えめ(プレートはもう少し大きくなります)。
もちろん、プレートなしも選択可能です。



ヨーヨースタジオリャマの製品は、全て青森県(細かく言うと津軽地方)の方達が持つ技術だけで作られていると職人さんに伝えたところ、
とても感心してくれ、今回のケースとポーチの仕様を決める際も、アイディアをたくさん出していただくなど、とても親身に対応してもらいました。
言われた通りの内容で作ればそれでいいという事もなく、たかがヨーヨーのケースなんて言うことももちろんなく、持てる技術を最大限に使って開発製作してくれます。
私も職人さんも本気で開発したヨーヨーケースを、ぜひお手に取っていただければと思います。

17183676276_22ed7f0ddb_z

受注開始は22日20時からを予定しています。
商品ページはこちら
価格は23500円です。
初回生産分に限り、3000~5000円ほど安くお譲りいたします。
初回生産分は25日の23時59分までにご注文いただいた分といたします。

なお、納期はご注文から早くて1か月、受注状況によっては2か月以上お待ちいただくことになるかもしれません。
納品され次第、ご注文順に発送させていただきます。
ご了承くださいますようお願い申し上げます。

リャマでウシのヨーヨーケース

自分の好みとユーズシーンに合ったヨーヨーケース。

16539833704_0bf74cf3f4_z

ヨーヨーは星の数ほどあり、ツボに入るものも数多くあれども、ことヨーヨーケースとなるとこれが中々無い。
もちろん個人的な用途に合わないだけで、どれも悪いものではないし、むしろ良く考えられているなと思わされるものもあります。
でも、個人的にかゆいところに手が届いていなかったり、もっと融通が効いてくれたらと感じたり。



そんな折、リャマヨー製作を通じて知り合った方からの紹介で、レザー職人さんに出会いました。

これはもう作るしかない、本当に自分が欲しいと思うケースを!

と、思い立ったのが確か半年ほど前。
そして、構想期間を経て打ち合わせと試作を重ね、いよいよ量産を想定した試作品が完成しました。

キーワードは、『紙袋』と『包容力』。

17136586356_1b25e3e619_z

牛本革が持つ、あの独特な香りが鼻孔をくすぐります。
柔らかく、比較的軽めな革です。
重くなりがちな革製品ですので、総重量にも気を遣いました。

16974431968_3a5beb1b20_z

17162277765_c36088588a_z

16976112429_3159c349cf_z

色はキャメル。
本来ならレーザー刻印でロゴをいれてもらうはずだったのですが、マシントラブルのために今回は保留。とても残念。
でも、もし製品化する機会があればロゴ無しという選択もできるようにするので、その雰囲気を掴んでもらえれば幸いです。

16974965430_d40a4b9a05_z (1)

早速開けてみます。
フロントにボタンがふたつ。

16955066127_06a3c3ed40_z

さて、内観です。
ここが個人的に一番重要なのですが、仕切りは必須。
入数が減るし、重くもなってしまうのですが、ヨーヨー同士が触れるのは好ましく思えず、ここは譲れませんでした。

16955051317_00c2fe453b_z

ハウジングは6室。
厚手の革を使用して剛性を保持しています。 最大で直径60mm幅50mmのヨーヨーが入ります。
うちのラインナップでいくとミョルニルまで入れられます。
ちなみに、66.6mmのビーストや80mmあるコロナは入れられないのかというと。
もちろん想定済み。
後述します。

上記の画像でも写っていますが、4辺のうちの1辺だけ、あえて縫い合わせていません。
これにより、当初に危惧していた、袋の中を覗き込むようにしなければならず、見づらく、また取り出しづらいという問題を回避することができました。
閉じる際にバタつくこともなくしっかり収まります。
スリットは私のアイディアですが、ボタンなどで綴じず、縫い合わせもしないというのは職人さんのアイディア。
知識と経験に感謝です。



さて、ここからがこのケースの真骨頂と言ってもいいかも。
『包容力』の答えです。
説明するよりも、写真で始終ご覧いただいた方が早いかと思います。

16542280253_b83a17b001_z
16955014317_7d33444b6f_z

ストリング100本束も悠に入れられるよう、ゆとりを持った寸法にしてあります。

16542183093_31450cbec9_z

それから、このボタンの留め金を上に1対増やしてあり、これを使うことで内容に合わせた綴じ方を選ぶことができます。

16976232129_5030288f38_z

16539945264_fc4d5b9c5c_z

17136386136_6b64c7f86b_z

17136414336_bf64398289_z

上の留め金を使うことで、ビーストとコロナのみならず、けん玉、果てはモバイルバッテリーにミラーレスカメラ、レンズまで。
使い勝手の幅が広がります。



元々は、お店で紙袋を見てインスピレーションを得ました。

mcdpic_1001_3
※参考画像

この紙袋の中にハウジングを設けて、折りたためばすっきり長方形。
そして折りたたまずに使えば、一気に大容量化。
ここまで閃いたら、あとは職人さんとの打ち合わせで割りとトントン拍子だったように思います。
もちろん、こちらの奇抜な要望をすんなり受け入れ、形にしてくれる技術があったからこそ。

これから実際に使用してみて、改良点を探っていきます。
完全に自分の好みだけで作ったので、需要はあるのかどうか甚だ疑問ではありますが、製品化も視野に入れて動いています。



上のヨーヨーケースは練習会や大会で使うのを想定しています。
普段から持ち運ぶにはには少し大きいですよね。
なので、ポーチも作ってみました。

17136304186_fd45937de2_z

17136276886_337297963b_z

17136293496_686679a0b8_z

フタとケースにネオジウム磁石を仕込んでおり、簡単に小気味よく閉じることができます。
今回の試作は特殊なサイズのヨーヨーに合わせたので少し野暮ったさを感じます。
こちらも製品化できるのであれば、ゆくゆくはアンダーからオーバーまで対応できるように3サイズ展開にしたいと考えています。
裏地も今はフェルトですが、次からはスエードになるようです。
普段の通勤通学のオトモにピッタリです!