Monthly Archives: 9月 2014

のようなもの

ハマキアートに続き、浜コンでの物販紹介になります。
新機種です。

au teint clair

15325662201_ed45bb0675_z
15325661761_af5b95d7f0_z

直径:57mm
幅:38mm
重量:67g
ボディ:デルリン(POM)
リム:ステンレス(SUS303)
スペーサー:超々ジュラルミン(A7075)
アクセルセット:超々ジュラルミン(A7075)
ベアリング:Cサイズ
レスポンス:リングサイズ

重量配分はモノメタル・バイメタル以上に理想的と言われている、金リム機種になります。
デルリンから削りだしたボディの外周にステンレス製リムを搭載。
軸周りのパーツは、スペーサー・アクセルセット共に超々ジュラルミンを採用し、強度を確保しつつ軽量化。

15142237788_40db74778f_z

近年ラインナップされている機種のスペックには少ない「幅の狭さ」と「ハイエッジ」が特徴と言えますでしょうか。
幅が狭いとストリングを拾いづらくなるし、エッジが高いと傾きやすいというファクターは皆さんご存知の通り。
だからこそ、幅広ローエッジが今の市場を席巻しているのでしょう。

もちろん、好みはスピナーの数だけありますからその限りではありませんが、一般的に「使いやすい」と呼ばれる機種はそうなるのかと。
そして、その「使いやすい」を捨ててでも手にしたいフィーリングが、このスペックでなければ表すことのできないフィーリングがあり、それを必要とするスピナーもまた存在します。
往年の、というほど昔ではないかもしれませんが、2004年当時の現役機種が正にこんなスペックだったようです。
(ようです、と書いたのは私のヨーヨー歴が1997-98,2010-であるため)

とはいえ、当時そのままの設計ではなく、ユーザビリティ向上の目的でリャマヨーがこれまで学んできた要素を採用。
ハイエッジであるものの、設計上での実際のエッジはレスポンスに近いところに配置するなど、僅かな差ですが振れば納得してもらえるはず。
その他にもちょっとした工夫を各所に施してあります。

15328849945_9c1f537e7a_z

レーザー刻印については、アクセルセットのフェイス面に使用。
イラストラインを黒色で表現するべく、レーザー刻印は照射したところが白化するのを利用。
アクセルセットにブラックアルマイトを施し、イラストライン以外に照射するようにデザインしてもらい、黒抜きに。
照射したレーザーのエッジは多少ボケるため、通常よりも出力されたラインが潰れがちになりやや難儀しましたが、関係各位のご協力により満足のいく仕上がりを実現できました。

15325690541_fb75597644_z

近年の機種にないフィーリングを味わってみたい方、スペックや外観をご覧になって琴線に触れたという方はぜひお手に取っていただきたいと思います。
まずは、9月27-28日の2日間に渡って開催される浜松ヨーヨーコンテストにて先行販売いたします。
その後、ウェブストアにて通常販売を予定。
パーツ数が多く、また全て削りだし、更に素材にもこだわった結果として安価とはいえないものとなりましたが、製品には自信があります。
生産数も少ないですので、この機会を逃さないようお願いいたします!

15328930645_9d287e4983_z

浜松ヨーヨーコンテストとリミテッドモデル

1

突然ですが、ヨーヨースタジオリャマは浜松ヨーヨーコンテストを応援しております!
今年で3回目となる浜松ヨーヨーコンテスト(以下、浜コン)。
紆余曲折ありまして、リャマヨーが浜コンのスポンサーを務めさせていただく運びとなりました。
「自分で削りだせば買わなくても好みのスペックのヨーヨーで遊べるんじゃね?俺天才!」そんなきっかけから始まった、
うちみたいな素人に毛が生えた程度のブランドが本当にお邪魔していいものかどうか、今でも甚だ疑問に感じていますが、どうぞよろしくお願いします。

さらに、物販もさせてもらいます!
ヨーヨースタジオリャマがヨーヨーイベントで直接販売をするのは今回が初めてになります。
浜コンに足をお運びになる方は、ぜひ暖かい目で見てやってくださると幸いです。
そしてせっかく物販させてもらえることになったので、限定品も用意しました!
それがこちら↓

HAMACHIATTO
15100635470_cf395a230e_z

先日リリースさせていただいたマキアートが、ブラックアルマイトで装いも新たに登場です!
名前がおかしい?そこは、読み進めてもらうとわかってもらえるはずです。

さて、突然ですがここで問題です。
浜コンといえば、なんでしょう。
ヨーヨー?ちがいます(語弊あり)。
ヒョウガくん?惜しい!
正解は、そう!「餅投げ」!


2012年の時の様子ですが、冒頭と7:00あたりに餅投げの様子が映っています

餅投げ、よくおうちを建てる際に上棟式で縁起を担ぐものとして行われます。
浜松から遠く離れたここ青森の地でも、一部の方はやられているそう。
そして、浜コンロゴをそのまま刻印するだけではなく、その餅投げのイラストをミックスしてみました!

15100633240_6d1b1ababa_z

思いついたからとりあえずやってみよう!と、ずん子ンチェルト・トリックモーション[ずん子]でもお世話になったキムトモ氏に依頼。
ヨーヨーのフェイス面の小さな平面に表現してもらうという無理難題を押し付けてしまいましたが、結果として納得のいくものに仕上がりました!

現在、マキアートのブラックアルマイトはこのハマキアートのみとなっております。
また、次回以降の生産予定もありません。
ぜひ、浜コンに足を運んでお買い求めください!

さて、続いてこれまた浜コン先行販売の新機種についての記事の作成に取り掛かろうと思います。
面白いのができたので、お楽しみに!

14863323974_f6963b3453_z

Revelation to a TRICK MOTION

先月リリースしましたトリックモーション。
ヨーヨースタジオリャマとしては1ロットでの生産数が最も多かったのですが、それにも関わらず皆様のおかげで完売御礼となり、いつものことながら感謝の気持ちでいっぱいです。

14432905088_b5dff5dd56_z

前の記事と重複しますが、仕様を設計したのがヨーヨー力学の薄野氏で、構造を決めたのが私です。
崩して説明しますと、薄野氏が「部品サイズ・シルエット・真鍮リム搭載位置」などを決め、それが強度・加工難度・コストにおいて実現可能であるかを検討調整したのが私と。
あとはウェイトを指定位置に搭載するための構造も含まれますでしょうか。
そんなわけで、ヨーヨーのフィーリングについては薄野氏の功績ですので、本人に直接伝えてもらえると幸いです。

ヨーヨー力学

リャマヨーがトリックモーションを通して何か新しいことはできたのかどうかを自問してみると、「アルマイトのカラーバリエーション」なのかなと。
あ、余談になりますがフェイス面にレーザー刻印したのも他にはないと言ったらないかも。もちろんちゃんと読み取れます(笑)
14719153538_935377c336_z

アルマイトは主に、暗色でない限りは光沢があって明るいものですが、トリックモーションはトーンの落ち着いたカラーになっています。

14719213557_735d9702c9_z

このアルマイト、特別な製法とかではなく材料が違うだけなんです。
同じ超々ジュラルミンでも、下記のように調質によって細かく分類されています。

O – 焼きなましたもの
H – 加工硬化したもの
H1 – 加工硬化だけのもの
H2 – 加工硬化後適度に軟化熱処理したもの
H3 – 加工硬化後安定化処理したもの
H4 – 加工硬化後塗装したもの
W – 溶体化処理したもの
T – 熱処理によってF・O・H以外の安定な質別にしたもの
T1 – 高温加工から冷却後、自然時効させたもの
T2 – 高温加工から冷却後、冷間加工を行い、さらに自然時効させたもの
T3 – 溶体化処理後、冷間加工を行い、さらに自然時効させたもの
T4 – 溶体化処理後、自然時効させたもの
T5 – 高温加工から冷却後、人工時効したもの
T6 – 溶体化処理後、人工時効したもの
T7 – 溶体化処理後、安定化処理したもの
T8 – 溶体化処理後、冷間加工し、さらに人工時効したもの(T3を人工時効硬したもの)
T9 – 溶体化処理後、人工時効し、さらに冷間加工したもの(T6を冷間加工したもの)
T10 – 高温加工から冷却後、冷間加工を行い、さらに人工時効したもの

と、こんなにも種類が。
この中からプロダクトに合ったものを選定し、図面に表記します。
これによって、アルマイトの発色が変わってくるんです。

13944549218_9eb7f98206_z

薄野氏からトリックモーションは「落ち着いた赤」にしたいと伝えられ、その時から材料選定で表現しようと思いたち製作を進めました。
さらに製品リリース後、購入者の方から「日本の伝統色」としてカラバリを増やしてはどうかとアドバイスをいただきまして。
これが本当に天啓でした。もちろんカラバリは考えていたんですが、三原色の赤・青・緑以外は暗めに発色された際にどういった色名にすればいいか迷っていたんです。
そこで日本の伝統色。赤は「赤銅」、青は「花浅葱」、緑は……緑は「ずん子」(笑)
更に、オレンジ・黄色・濃い目の青・ピンクも製作。

14679259477_40baf7de6c_z
左から順に、赤錆・萌黄・瑠璃紺・撫子としてリリースさせていただきました。
真鍮リムの黒色酸化処理も相まってアダルトな雰囲気になり、製作側としても満足のできる、大変いいものが作れました。
いずれは、他の製品にも採用していきたいと思っています。
それにしても、リャマヨーファンの皆さんからアドバイスをもらったりお手伝いいただいたり、助けてもらってばかりだなぁ。

14679260437_fdd48b8511_z

やうやうすたじおりあま の ていしやつ

さて、先日リャマヨーのアパレル第二弾としてTシャツをリリースさせてもらいました。

やうやうすたじ のコピー

ヨーヨーの設計はほんのちょっとだけできますが、デザインはてんで畑違い。
デザインについては、いつも様々な職人さんの助力があってこそ。
どのようにして「やうやうすたじおりあまT」が完成したのか、確認の意味を込めて紐解いてみようと思います。

こちらが提示したざっくりとしすぎている提案
・リャマは絶対
・「かっこいい」よりも「おもしろい」「かわいい」が好き
・コミカルだったりデフォルメだったりが好き

おっさんだけれどかわいいの大好きです。
カピバラさんとかリラックマとか。
この状況からヒアリングを進め、簡単なイラストを見せて相手の好みを探りつつ煮詰めていく。
そんな作業をサクッとこなす職人さんのスキルに、ただただ感心。

ヒアリングを通して決まったデザイン概要
・「リャマに人が乗っている=リャマヨーを意のままに操る」
・和のテイストが好みというところから、乗馬(乗リャマ?)している人を武士に
・ヨーヨースタジオリャマの本拠地である、青森県弘前市が津軽藩だった時の弘前城城主「津軽為信公」をモチーフに
・武器のかわりに腰にヨーヨーを装備
・ヨーヨーはアクセントとしてカラーリングしよう

あっという間に今のデザインの下地が完成し、Tシャツ業者さんの元へデザインデータを送れる段階まで、1週間もかかりませんでした。
そこから、実際に発注するまでの方が長かったかも。
原因は、希望のTシャツボディのカラーと実際のラインナップの相違や、イラストのカラー指定方法などなど。
それから、特に悩んだのがヨーヨーのカラーリング。
通常は、使用するカラーごとに「版」が必要になるため、価格に響いてしまいます。
しかしそこは地元は弘前のTシャツ屋さんが頑張ってくれました。
全体のイラストはシルク印刷で品質を維持し、ヨーヨーの部分だけアイロンプリントを採用。
アイロンプリントは耐久性でシルク印刷にやや劣りますが、版が必要ないぶんコストダウンが見込めます。
まぁ、耐久性に難ありと言っても、専用の業務用アイロンを使用してもらったので仕上がりは文句無し。

それから、デザインにある「りあまには乗ってみよ まずは振ってみよ」ですが、これは「馬には乗ってみよ 人には添うてみよ」という故事をもじったものです。
馬の善し悪しは乗ってみなければわからないものだし、人も実際に接してみなければ本質はわからないという意味。
転じて、ヨーヨーに当てはめてみたのが「りあまには乗ってみよ まずは振ってみよ」です。
とってもいい言葉だと思っています(手前味噌)。

tsyatsu-omote (1) のコピー

市場の評判とか一切無視の、完全に自分が欲しいTシャツを念頭に置いて作ったので、Tシャツを眺めながらのお酒がおいしいです。
ステッカーも作りたいし、徐々に寒くなり始めたからスウェットやパーカーも作りたいなぁ。
デザインで協力してくれた2peさん、またよろしくお願いできますか?

YoyoStudioLlama -official web store-