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本気でガラクタを作った結果

先日Twitterにてアップしましたが、時間に余裕ができたのでこちらにも載せておこうと思います。
開発にあたってご協力いただいたぎゃわ氏、薄野氏の両名に、この場をお借りして御礼申し上げます。

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YoyoStudioLlama / GARAQTA(proto)

直径:60mm
全幅:42mm
重量:66.3g
ベアリング:Cサイズ
レスポンス:リングサイズ

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一見しておわかりいただける通り、競技シーンとか、性能を詰めに詰めてとか、一切考えていません。

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厚めに設けたリムに3mmの穴を空け、ネジ切りを施しました。穴数は両側でなんと96穴。
その穴数の影響で、直径60mmに極厚なリムという見た目に反して、手に持ってみると意外と軽く感じます。
フィーリングもHプロファイルなのに意外と素直。でも不思議な感覚。慣れるまで少し時間を要します。

リムに空けた穴。ネジ切りしたのにはもちろん理由があります。

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鉄・ステンレス・真鍮・チタン・PEEK・ポリカーボネートetc…多種多様な素材とサイズで巷に溢れているネジを挿入することができます。
最大重量を求めても良し、好みの重量を求めても良し、ラグジュアリーかつスマートなエクステリアをデリベーションするのもオフコース、もちろんテイクフリー。
一例として、色々と取り付けてみたのでご紹介します。

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「六角穴付き留めネジ」。リム穴にしっかり埋まるサイズを選べば、ボディのシルエットを変えることなく、重量の調整ができます。
ちなみに穴の中心円は2つに分かれていて、内側の穴の深さは9mm、外側は6mmです。
画像では全ての穴に取り付けていますが、対角線上に取り付けていけばブレを気にすることもなく、数個ずつで微調整が可能です。
全ての穴に留めネジを挿入すると、91gにできます。

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簡単かつ安価に入手できる素材の中で最も重い真鍮のナベ小ネジを内側の穴に。
見た目がドエライ事になっていますが…。
一見してステンレス製ネジと判別しやすいように、あえて金メッキにしました。
この状態で、39gアップの105g。
パッと思いついた中で、最も重い組み合わせです。鈍器です。
ちなみに内側のネジ穴の位置は、ナベ小ネジを取り付けた時にボディ外周端のR面取りに被らないようにしてあります。
(アルミ製なべネジも試しましたが柔いために変形しやすく、ケガの恐れがあるので非推奨です)

次は、重量でなく見た目の変化を楽しんでみましょう。

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ポリカーボネート製ネジを赤く染色してみました。
これを取り付けてみると……

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黒ニッケルメッキを施したボディに赤が映えます!
予想していた以上にインパクトの強い外観になりました。
ただ、フワフワして何だか気持ち悪いフィーリングになります(w
ポリカーボネートの比重と、ボディから突出したネジのヘッドが空気を巻き込んでいるのが影響しているかと。
重くなってしまいますが、外側の穴に留めネジを適宜挿入すればシャキッとしたフィーリングにはできると思います。

赤・青・緑のネジを用意して交互に挿入すれば、振った時には白くなるのかな…(w
そのうち挑戦してみたいと思います。

その他に、練習会やTwitterでお世話になっている皆さんから出たアイディアは、
・少し長めのナベねじを取り付けて、ストリングスを張ってスターを描く
・リムのネジ穴を利用して取り付けることができる、キャップや幅を広げられるアダプターを作る
面白いですよね!こちらも時間の余裕を見て試してみたいです。

開発当初の予定では「ボディがブレていても、リムにウェイトを追加していけば抑えることができるのでは」という観点から始まりましたが。
結果としては極端に偏らせてウェイトを載せない限り全くブレないものが出来てしまいました。
ですので先ほどご紹介した通り、重量や見た目を変更して遊んだり、ウェイトの種類・数・位置で変わるブレの様子を確認するといった遊び方をご提供できる機種としました。
いずれ製品としてリリースできるように進めている最中です。
ただ、製品化できたとしてももう少し先、更に最低生産数量を設けた上で受注生産となると思います。
ご質問についてはyoyostudiollama☆gmail.comまで、いつでもお気軽にどうぞ!

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